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2020-08-11 (Tu) [長年日記]

_ x_gtk_use_system_tooltips

Emacs を pgtk に移植する際に、こんなコードがあったの。

#ifdef USE_GTK
  if (x_gtk_use_system_tooltips)

GTK を使ったビルドの場合は、以下を有効にする。 そして、x_gtk_use_system_tooltips が真の場合は以下を実行する。

で、その時は思ったの。

「あーはいはい、Gtk 専用コードにして、旧 X コードは削除しますね」

ところが、x_gtk_use_system_tooltips を nil にして使ってる emacs lisp が あったことが判明。

x_gtk_use_system_tooltips が nil だったら Xlib を使って直接ゴリゴリ ウィンドウを作って tooltip として使う。 x_gtk_use_system_tooltips が t だったら Gtk の tooltip 機能を使う。

機能としては、Xlib を使って直接ゴリゴリ書いたほうが、そりゃ何でもできて 機能は上なわけ。その emacs-lisp はその何でもできるってメリットを 使っていた。

具体的には overlay。

まぢか… tooltip の中に overlay ってか……………

勘弁して欲しいわ… tooltip くらい普通に tooltip として使えよ…

w32 版は Xlib みたくなんかやってるけど、ns 版はシンプルだなぁ。 これでいいなら、これに倣いたい… がそうすると、その emacs-lisp は 期待した動作にならないんだけど…


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